弱音は吐きたくないが、正直大変なことになっている。金曜から眼の調子が悪く、大丈夫だろうとタカをくくっていたら、嫌な予感は募る一方で朝イチで病院に向かった。混雑しているとのことで待たされるのは覚悟の上だが、結局10時について14時頃診察は終了した。それでもプリキュアは外さなかったゼ。プリキュアレインボーでおしおきだゼ。
 ぶっちゃけ、俺は国指定の難病ベーチェット病患者。免疫作用がおかしくなっていろいろ大変なことになるのだが、それは今度書く。さだまさしの「解夏」のモデルになったらしい、ダンサーインザダークのセルマも多分同じ病気だが、お話なのでいいかげん。
 救急病棟に到着した時点でそれはもう大変なことに。車イスに乗った女性が「恐かったよー」「誰も助けてくれなかった」と号泣。救急師の男性が「でも今はもう大丈夫じゃない」と慰めていた。俺は何も出来ないが、目を外したり耳を塞いだりしない。絶対大丈夫。
 診察。目の表面にさほど悪化の徴候は出ていないし、視力も1.2出ていた。見えなくても力の流れは分かるのであまりあてにならないが、俺の杞憂だったのだろうかと思ったが、散瞳して目の奥の方を診てもらったところで事態は急展開。眼底に大きな発作が起っていて、今までになかったような「にごり」が出ているらしい。
 こいつはてーへんだ。ってことで誰もいない病棟を眼科診療室まで歩く。んで急ピッチで目に麻酔をかけてベッドに横にされる。細かい所は省略して目に注射。針が見える。一度では終わらない。不安になるが、この人なら大丈夫と鼓舞。虹彩と瞳孔のギリギリのポイントにケナコルトという割と強めの薬を注入。意外と痛くないが、当直で新米の女医師は「大丈夫?」「痛かったでしょ」と気を遣ってくれる。治療される側も苦しいが、癒す側の方が痛いのだ。明日にでも行くべきだが仕事があるので来週の土曜に予約。今は休む。