お雛様の馬鹿野郎!!!

お腹が空いたので近所のコンビニへ。おっちゃんが掃除をしていたので「掃除何分ぐらいで終りますか?」ってきいたら「一時間くらいかかるネー」分単位で答えろよ! 一時間って何分だよ?!! ∴仕方ガ無いのでトボトボ歩いて他のコンビニへ。暗くて寒い。こんな時間には、暖めてくれる猫もいない。
明かりの消えた高層ビルの1F煌煌と輝くファミリーのマート。なにがファミリーじゃぼけ俺はそんなものもたんぞ、と肩で風をきって店内になだれ込む。
うわああったかーい。夜なのにあかるーい。生活必需品と一週間分だけど一日で消費してしまう食料を購入。レジに向かう途中、ピンク色に光り輝く謎のコーナーが! そういう色使いにはめっぽう弱い私は吸い寄せられるようにその一角に。
うわあ気ティちゃんかわいいな。すてきだな。アダニエルくんもたのしそうだ。雛あられ美味しそうだな、オッ! わたがしもあるぞ。
得意満面の顔で姫様が眠る牙城へ凱旋帰還いたす、拙者。ひとつ大変な事に気が付いてしまった。「綿菓子と雛あられを買おうとしたところ、間違えて雛あられを二つ買ってしまった!!」ぬぬん。拙者とした事が。姫様にこのような失態を知られては、立つ瀬が無い。滝のごとく流れ落ちる涙。無念。腹を切って詫びるべきか‥‥かくなる上は!!!

いただきマウンテンビュー!!! 
喰った。俺は。泣きながら、それでも袋を破らないように開封して、雛あられをボリボリ食らった。雛ああられは、甘くて美味だった。